ジャパレスとは?
ジャパレスとはジャパニーズレストラン(日本食レストラン)の略で、ワーホリの間ではジャパレスと言われていました。
バンクーバーは中国人をはじめ、アジア人が多いことから、アジア系レストランも充実しています。
ベトナム、タイ、中華、そして日本食レストランも多かったです。北米の料理と比べて、アジア料理はヘルシーです。
日本人経営のお土産さんで働き始めたのですが、他のアルバイトの人たちも多かったことから、週3日ぐらいしか入れませんでした。
そこで、他にも仕事をしたいと思っていたところ、近所の日本食レストランでウェイトレス募集の紙が貼ってあったのを見つけたのです。
直接店にレジメを持っていく
早速、レジメを持って、直接その日本食レストランに行きました。もちろん、忙しくないと思われる昼過ぎ14時ごろに行ってみました。
オーナーは中国人夫婦のようでした。奥さんが出てきて、隅のテーブルで即面接となりました。
奥さんは中国語なまりの英語でこう聞きました。
「今は週2,3日、夜しか募集してないけど大丈夫?」
「はい、週2,3日で大丈夫です。」
と答えると、
「じゃあ、明後日、夕方の5時に来て」
と言われ、あっさり採用となりました。
その後、少しその奥さんと話したのですが、このレストランの厨房やシェフはすべて中国人。
ウェイトレスは現在4人いて3人が日本人のワーホリということでした。
チップはもらえるのか?
あっさり採用となった日本食レストラン。経営者を始め、厨房はすべて中国人と台湾人。
私の感覚では台湾人の方があったかい人が多かったですね。(あくまで私の感覚です)
経営者夫婦の夫は中国人で、奥さんは台湾人でした。
でも二人とも、イングリッシュネームがあって、旦那がジョン、奥さんはクリスティン。
5,6年前に夫婦と小さい息子とカナダに移民してきたようで、英語は二人とも上手くなかったです。
初日は夕方5時に行くと、まだお客さんは誰もおらず、経営者のジョンから、
「テーブルをふいて、不足している醤油を補充したり、動け」との指示。
とりあえず、立ってるだけでなく、動け!とのいうことのようでした。
でも、客がおらず、それ以外やることなし。
その後はぽちぽちと客が入りだしました。6時半ぐらいになると、もう一人の日本人のバイトの女性が来ました。
年は私と同じぐらい。カナダの大学に行っているということでした。
接客の英語は経営者やもう一人の日本人学生を真似しながら、
Hello, are you ready to order?
といい、注文をとります。
メニューはすべて日本食だし、オーナーからして英語がカタコトですし、日本食レストランなので、お客さんも完璧な英語は期待していないでしょう。
その日は夜7時頃から混みだし、9時半でほとんどお客さんは引いていきました。
最初のチップは一晩で40ドル
お客さんがいなくなった夜10時頃に皆で中華料理の賄いを食べました。
その後、オーナーの奥さんがそのまま手渡しで、チップ40ドルもらいました。
これが多いのか、少ないのかその時は全くわかりませんでした。
でも、白人系のレストランだと、ウェイトレスはディナーで一日200ドルぐらい稼ぐとか聞いたこともあります。
私が働いていたジャパレスでは、すべてのチップを厨房とウェイトレスで分けました。
厨房は30%で、ウェイトレスは70%。
この後、忙しいときには最大80ドルほど一晩でもらいました。
時給は最低賃金でしたが、チップがディナー17時~22時をやれば平均50ドル。
しかも、現金払いで、すぐもらえますから、ワーホリの私にとっては結構良いバイトだと思いました。
でも、同じワーホリの子に聞くと、日本人のケチな経営者だと、チップはお客さんからいくらもらっても、毎回20ドルという話や、「チップなんて、もらってないよ!」なんて声も聞いたことあります。
ワーホリや学生だと、働くところに困っているだろうと、同じ日本人なのに、足元見て給料やチップをあげたりしている経営者もいるので、要注意です。